
横浜でヒアリ550匹を発見!どこで?どうして?
2025年6月、神奈川県横浜市の港湾施設内でヒアリ約550匹が発見されたと環境省が発表しました。場所はコンテナヤード付近で、定期的に行われている外来生物のモニタリング調査中に確認されたとのことです。
今回見つかったヒアリの大部分は働きアリで、女王アリも複数含まれていたため、一時的に定着していた可能性もあると報告されています。幸い、現在はすべてのアリを駆除済みで、周辺エリアには拡散していないとのことですが、警戒は続いています。
ヒアリとは?刺されたらどうなるの?
**ヒアリ(Solenopsis invicta)**は南米原産の外来種で、非常に攻撃的な性質を持っています。刺されると、強い痛みやアレルギー反応、まれにアナフィラキシーショックを引き起こすことがあります。
特に小さなお子さんや高齢者、アレルギー体質の方は注意が必要です。見た目は赤茶色で、腹部が黒っぽく、体長は2.5〜6mmほど。日本国内では2017年に初めて発見されて以降、港湾施設を中心に継続的な監視が行われています。
私たちにできることは?予防と対応
今回の発見を受けて、私たち市民にできることもいくつかあります。
- ヒアリを見かけても触らない・踏まない!
- 怪しいアリを見つけたら、環境省や自治体の窓口に通報
- 港湾エリアや物流施設近くでは、サンダルなど肌の露出を避ける
- 子どもにも「むやみに虫を触らない」ことを伝える
また、自治体や港湾局は定期的にヒアリ対策の情報発信を行っているため、最新の情報をチェックすることも大切です。
まとめ
ヒアリはすぐそばに潜んでいる可能性のある、現実的なリスクです。今回の横浜での発見も、「外国からのモノと一緒に入ってくる」外来生物の怖さを改めて示しています。
過度に不安になる必要はありませんが、正しい知識と冷静な対応が何より大切です。今後もヒアリに限らず、外来生物への理解と注意を持ち、地域で支え合って安全な生活を守っていきましょう。
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